ハンドルが引っかかる
急減速時ステアリング部より異音
Rサス付近からキーキー音

Rタイヤが無い

ガソリンタンクの錆び


「ハンドルが引っかかる」のトラブル

SDRのステムベアリングはボールベアリングを採用しています。
これはコスト的に有利ですし、動きも軽いため多くのオートバイに
採用されてきました。しかし、軸方向の衝撃には弱くレース(受け側)
に打痕が付きやすいです。通常サスが衝撃を吸収してくれますが
長い間にはレースに凹みが発生してしまいます。普通に走らせているときは
ハンドルは真っ直ぐ(直進状態)になっているためこの位置で凹みが発生し
少しハンドルを切ろうとするとその段差をベアリングが乗り越えるために
引っかかる感じを受けます。

最近ではテーパーローラーベアリングを採用するオートバイが多くなりました。
これは軸方向の荷重には滅法強い構造となっています。
図でその違いを想像してみて下さい。
耐久性は格段に向上しますが、接点が面になるため抵抗が増えハンドリングが少々重く
なりますが、メリットの方が大きいと思います。


簡易点検方法。
Fを浮かせた状態でゆっくりハンドルを左右に切った時にセンター付近で
コリッって感じで引っかかるようでしたらベアリング交換になります。

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「急減速時ステアリング部より異音」のトラブル

急減速時やギャップを乗り越えた時などにF周りから「カコン」といった
異音が出る場合があります。
これはサス本体からの音と、ステムベアリングのガタによる音に大別できる
と思います。

どちらか区別がつかない場合は最初にステムベアリングのガタによる音を
疑ってみて下さい。調整、交換をしても直らなければFフォーク内と判断し
オーバーホールとなります。

ステムベアリング簡易(インチキ)調整方法
1:トップブリッジのステムヘッド・ロックナットを緩めます。
2:三つ又のFフォーク締め付けボルトを緩めます。
3:Fをジャッキ等で浮かせます。
4:ステアリングステム・ロックナットにマイナスドライバーを当て
  ハンマーで叩き少しだけ締めます。
5:Fフォークを手で持ち前後に動かしガタが無いか確認します。
  ハンドルを左右に切り重くないか確認します。
6:問題なければ全てのボルトを締め付ければ終わりです。

ステアリングステム・ロックナットは微妙な調整が必要です、オーバートルクでは
ハンドルが重くなりますし、緩ければ異音が出ます。
ガタの出ないぎりぎりの所がベストです。最初の位置をマーキングしておき
それを基準として行うといいかもしれません。

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「Rサス付近からキーキー音」のトラブル
バイクにまたがり、上下にサスを動かすと「キーキー」といった感じの
異音が出る場合があります。サス本体からの場合も考えられますが
大抵はリンク部のグリス切れだったりします。

音がしなくても極端に動きが渋くなっている物もありますし、そこに
使われているベアリングが針のように痩せてしまっていたという報告も
ありました。

作業自体は慣れれば難しいものではありませんが、R周りを全て外すため
初めての時は1日がかりになってしまうかもしれません。

使用するグリスは普通のシャシグリスでもいいのですが、できたら
モリブデン系の物をお勧めします。
レースでは毎回オーバーホールしますので町乗りでも1年に1回はやっておいた
ほうがいいかもしれませんね。

Rサス自体は個人レベルではオーバーホールは不可能と思います。
業者さんでの工賃は1.5万円程と思います。1万キロが目安でしょうか?

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「Rタイヤが無い」のトラブル
SDRには今となっては希少な(^_^;)110/80-17というサイズのタイヤが使われています。
タイヤ交換時にサイズが無いため皆さんお困りのようです。

選択技
1:ダンロップK730
これは唯一標準サイズが買えます、グリップはあまり良くないと思いますが
通勤などで使用されるのでしたら特に問題無いと思いますが・・・。

2:100or120?
ハイグリップタイプですとこのどちらかのサイズしか選べません
どちらも使用可能ですが、リムサイズから言うと100の方がマッチングは
良いとのことです。

3:裏技
ハイグリップのF用ラジアルタイヤの流用が可能だそうです。
110/70-17というサイズが各メーカーから出ています。
これをSDRに履かせることができるそうで、レースでも実績があります。

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「ガソリンタンクの錆び」のトラブル
SDRのガソリンタンクは鉄製です。中古で買われた物なんかは
無惨にも錆が大量にあったりします(:_;)
これはキャブの詰まりの原因になりますから見過ごせません。

昔はナットやボルトを入れてガラガラとタンクを揺すって錆び落としをしていましたが
最近ではケミカル製品で簡単に処理できるそうです。
大きく分けると錆取り後薄い皮膜を張り防錆するタイプと、タンク内部を厚い皮膜で
コーティングするタイプに分かれるそうです。

前者はファクトリーミルウォーキー「花咲G」、呉工業の「ラストリムーバー」
後者は輸入品みたいですが、詳しくはこちらにあります。

どちらのタイプにせよ錆を取るということは皮一枚剥ぐのですから、穴あき寸前の
ガソリンタンクですとヤバイです(^_^;)後者の物ですと多少の穴あきは塞げるらしいです。

 

追加:「呉ラストリムーバー」なのですが、Web上ではタンクの洗浄に使用した場合
あまり良い評価が書かれていませんでした。私自身で試した訳ではありませんので
何とも言えませんが一応メーカーに問い合わせてみました。以下が返事です。

一部ユーザー様の間においてその用途としてお使いのようですが、
弊社としましては予知し得なかった事例であり、その効果および
その後の不具合の有無等は確認致しておりません。
その為、弊社としましては推奨しておりませんので何卒ご了承
頂きますようお願い致します。

とのことです。錆取り効果はあるものの皮膜が上手く定着しないみたいです。

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