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タコメーター考察
皆さんご存じのようにSDRには悲しいことにタコメーターが標準で装備されておりません。
そこでどうしてもタコメーターが欲しいという方はまずここをじっくりお読み下さい。
デイトナや大森などのメーカー物を選択する場合は特に問題ありません。
他社からの流用品を取り付ける場合はメーター選びが重要になります。
こちらではYAMAHAの流用品でお話しますので、他メーカー製には当てはまらない場合もございます。
SDRはクランクシャフト1回転で1度火が飛びます。
RZ250R(29L,1GX) やTZR250(3MA,1KT)はクランクシャフト1回転で2度火が飛びます。
これはコストダウンのため、ピックアップコイルが1つしかついておらずイグニッションコイルは
左右のシリンダーを1個でまかなっています。このタイプのマグネットフライホイールには凸が
2箇所ありクランクシャフト1回転で2度火が飛びます。
タコメータにはSDRの倍の信号が入りますが、おそらくメーター側で何かやっていると思われます。
これらの車種のタコメーターをSDRに装着した場合は
実際の回転の半分で表示されてしまいます。(改造できるとは思いますが・・・・)
TZR250R(3XV)は各シリンダー毎にイグニッションコイルが装備され、当然ピックアップコイルも
2個あります。マグネットフライホイールには凸が1箇所で、エンジン全体としては
クランクシャフト1回転で2度火が飛びますが、シリンダーごとに信号が分かれていますので
前シリンダーだけで考えると1回転で1度火が飛びます。
このバイクの配線図を見るとタコメーターは一方のみのイグニッションコイルより取っているため
クランクシャフト1回転で1度火が飛ぶタイプに装着可能になります。
SDRに付くタイプです。
流用するのでしたら、V2気筒か単気筒の車から選んで下さい。
配線方法。
基本的に電源(メインスイッチをくぐった12V)
アース、点火信号、照明電源(ライトスイッチをくぐった12V)が必要です。
テスターお持ちでしたら一目瞭然です。
SDRの場合
メインスイッチをくぐった12Vは茶色
アースは黒
照明電源は青(水色)です。
点火信号は様々な所から取れます。
1:YPVSユニットとCDIユニットを渡る黒/黄
2:ピックアップコイルの赤/白
3:イグニッションコイルのオレンジ
メーター側は灰色やオレンジがあるようです。
3に関しては原因はっきりしていませんが、CDIユニットのトラブルも報告されていますので
どうしても動かない場合以外は避けた方が無難なようです。(3XV用は大丈夫みたいです)
電装関係全般に言える事ですが、無用なトラブルを避けるために作業はバッテリーのマイナスを
外して作業願います。短絡は大切なパーツを一瞬にして破壊してしまう可能性があります。